バラのまち平塚にある「花菜ガーデン」で、約1300品種のバラの香りにつつまれる
2026.05.08

新緑の季節になると平塚駅周辺や総合公園など、市内各所で目にする可憐なバラの花。現在、県内トップクラスのバラ生産量を誇る平塚市ですが、生産が始まったのは昭和30年頃から。昭和50年には日本一の産地と呼ばれることもあったそうです。
そんなバラのまち平塚にある「花菜(かな)ガーデン」では、5月のバラが咲くころ1年で一番華やかな時を迎えます。春の早咲きなら4月下旬ごろから、遅咲きなら6月上旬にかけて、関東有数の品種数を有する同園では約1300品種のバラがリレーをするように見頃を迎えます。

理想のバラを追求した育種家たちの歴史をたどる
「花菜ガーデン」にあるバラ園「薔薇の轍(わだち)」の特徴は、バラの品種改良の歴史に沿って植栽されていることです。
最初に目にするのは、野生種とその交配種のエリア。「ロサ ギガンテア」(写真左)は、一重咲きで素朴な雰囲気ですが、鼻を近づけるとバラ特有の甘い香りがします。「バーネット ダブル ホワイト」(右)は、かわいらしい花弁に反して枝のトゲが威圧的な雰囲気です。


オールド・ローズのエリアでは、ちょうど見ごろを迎えた「リージャン ロード クライマー」が、5mほどある隣の木に絡まって来園者を見下ろすように花を咲かせています。太くゴツゴツとした枝とギザギザのトゲで、力強い生命力を感じます。

さらに進むと、モダン・ローズやイングリッシュ・ローズのエリアなどがあり、多彩な品種のバラが花を咲かせています。バラの名称も花に込めた思いを感じるもので、「花菜ローズ」(画像左)は、2010年の開園を記念して作出された「花菜ガーデン」のシンボルローズ。「ぽぽぽちーく」(右)は、丸くころんとしたフォルムが、ピンク色に染まった頬のようで愛らしい。大輪で濃いピンク色をした「芳純」は、優雅な香りが際立ちます。


春バラと一緒に観賞したいのは、スペイン領カナリア諸島原産の「エキウム・ウィルドプレッティ」。1~2mにもなる長い花穂を伸ばして、最盛期には約2万個の花が付くそうです。

四季を通して訪れたいレストランやイベントも魅力
園内を歩き回ってお腹がすいたら、テラス席もあるレストラン「キッチンHana」へ。夏野菜を中心に園内で収穫した野菜を使ったフードメニューやシェフ自慢のデザートが人気で、春と秋のローズフェスティバル期間中は、毎日モーニングメニューもあるそうです。
今回は、在メルボルン日本国総領事館で公邸料理人を務めたというシェフ特製の「植木鉢ティラミス」(写真左)をチョイス。石や土に見立てたチョコやビスケットにエディブルフラワーやハーブが添えられ、見た目は鉢植えそのもの。スプーンですくうと濃厚なマスカルポーネチーズや、エスプレッソがしみ込んだスポンジ生地が層になっていて、見た目も味も食感も楽しい仕掛けになっています。
こちらのレストランやショップは、入園しなくても利用できるので気軽に立ち寄れますが、園内では年間を通して多彩なイベントが企画されているので、年間パスポートを手に入れるのもオススメですよ!


レストラン併設のショップ(右写真)では、地元の特産品やバラ関連商品が並びます。
INFOMATION
神奈川県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」
平塚市寺田縄496-1(有料駐車場あり)
入園料=レギュラーシーズン(2~4月、6月~12月)大人800円、ピークシーズン(5月)大人1200円、スローシーズン(1月)大人300円
※このほか年齢区分に応じた料金設定あり
開園時間・休園日は、シーズン・イベントにより変動
電話0463-73-6170
トップページ – 神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン
※ おでかけの際には、事前にホームページ等で最新の情報をご確認ください
ライター まりっぺ
のんびりとした環境で暮らすにはちょうどいい、
西湘エリア。
子供が夢中で走り回れる緑豊かな公園をはじめ、
昔ながらの商店や個性あふれるショップ、
四季折々の地元食材などマイペースで情報発信していきます。
