辻堂のおすすめラーメン店5選|それぞれの一杯に、それぞれの物語がある。

2026.10.15

それぞれの一杯に、それぞれの物語がある。TSUJIDO RAMEN SPECIALSHONAN CHUKA

辻堂には、個性豊かなラーメン店が点在している。長年愛され続ける老舗の味、素材と技を追求した専門店、店主の想いが詰まった一杯まで——。

この一杯に出会うために、今日もまた辻堂へ。

つけ麺 蔓 ~TSURU~|15年の経験が生み出す、濃厚豚骨魚介と極太麺の一杯

濃厚な豚骨魚介と、力強い極太麺が織りなす至福の一杯。2025年4月、県道30号沿いにオープンした「つけ麺 蔓 ~TSURU~」は、つけ麺好きの間で早くも話題を集める新店だ。細部まで妥協なく作り込まれた一杯には、店主の15年にわたる経験とこだわりが詰まっている。

東京の人気つけ麺店「えん寺」で15年間腕を磨いた店主・辻さん。独立にあたり目指したのは、最後の一滴までおいしく味わえる一杯を届けることだった。店の看板を担うのは、「濃厚つけ麺」と「淡麗つけ麺」の二種類。

まず味わいたいのが、多くの人が注文する一番人気の「濃厚つけ麺」だ。スープは数十種類の食材を独自にブレンドした豚骨魚介ベース。九州産サツマイモパウダーを加えることで、濃厚でありながら重すぎない口当たりと自然な甘み、奥深いコクを引き出している。ただ濃厚なだけではなく、最後まで飽きずに食べ進められる味わいを追求した結果、この一杯にたどり着いたという。

合わせるのは、国産小麦を使用した極太麺。もちもちとした弾力と力強いコシで濃厚なスープをしっかり受け止めながら、小麦本来の豊かな風味もしっかり感じられる。スープと麺、そのどちらかが主役ではなく、お互いを引き立て合うバランスにも店主のこだわりが詰まっている。

具材にも妥協はない。チャーシューには赤身と脂身のバランスに優れたアンデス高原豚の肩ロースを使用し、存在感のある短冊メンマは4日間じっくり煮込んで味を含ませながらも食感を残すなど、一つひとつ丁寧に仕上げている。もう一つの看板「淡麗つけ麺」は、鶏の旨味を丁寧に引き出した一杯。注文ごとに小鍋で火入れする鶏団子とねぎが加わることで、鶏のコクとねぎの甘みが重なり、やさしく奥行きのある味わいが広がる。食べ終えた後は、豚とかつお節の旨味を加えた割りスープで締めるのがおすすめ。味わいの変化まで計算された一杯は、まさに最後の一滴まで楽しめるよう設計されている。

また、3カ月ごとに登場する限定麺も人気で、訪れるたびに新しい味との出会いが待っている。つけ麺を極めてきた店主だからこそ生み出せる、新たな一杯。その一杯を求めて、何度でも足を運びたくなる一軒だ。

つけ麵 蔓


藤沢市辻堂東海岸1-3-15
open.11:00 – 15:00
close.木曜日
parking.1台あり
コインパーキングご利用の方
味玉・大盛サービス

辻堂の人気ラーメン店「めんめん亭」の醤油らー麺 特製

何度食べても、また食べたくなる。そんな一杯を求めて、通い続ける人がいる。辻堂の街に根付き、世代を超えて愛されてきた「めんめん亭」。変わらない味の奥には、店主・三觜さんが守り続けてきた、丁寧な仕事と飾らない想いが息づいている。

厨房に立つのは、辻堂生まれ・辻堂育ちの店主、三觜さん。1995年に「めんめん亭」をオープンし、以来30年以上、この場所で変わらぬ一杯をつくり続けている。目指してきたのは、毎日でも食べたくなるラーメン。派手なインパクトではなく、食べ終えた後に「また来たい」と思ってもらえる味だ。素材選びや仕込みはもちろん、一つひとつの工程に手間を惜しまない姿勢は、創業当時から変わらない。そんな思いが詰まった一番人気が「醤油らー麺 特製」。

数種類の地鶏から丁寧に旨味を引き出し、煮干しの出汁を重ねたスープは、醤油の豊かな香りと奥深いコクが広がる。見た目はあっさりとしていながら、口に運ぶたびに素材の旨味がじんわりと重なり、最後の一滴まで飲み干したくなる。合わせるのは、京都の製麺所に特注する北海道産小麦「きたほなみ」の細麺。しなやかなコシと小麦の風味がスープと調和し、香ばしく揚げたネギが味わいに心地よいアクセントを添える。

チャーシューは注文ごとに一枚ずつ丁寧に炙り、香ばしさと肉の旨味を最大限に引き出す。ほんのひと手間を惜しまない積み重ねが、この店らしい一杯を支えている。

定番の醤油らー麺のほか、細麺との相性を追求した塩らー麺や、コク深い魚介豚骨スープが楽しめる「渾身Ⅱ」など、多彩なメニューも人気。肉汁あふれる焼き餃子は、そのまま味わうのはもちろん、柚子胡椒を添えればまた違ったおいしさに。

一皿を最後まで飽きずに楽しめるよう工夫されている。一杯のおいしさはもちろん、最後のひと口まで楽しんでもらうための気配りも、この店の魅力だ。今日も暖簾をくぐるのは、気取らない一杯を求める地元の常連たち。めんめん亭には、いつもの味を、いつもの安心感で迎えてくれる一杯がある。

めんめん亭


藤沢市辻堂新町2-17-8
tel:0466-36-5686
open.11:30-15:00 18:00-20:00
夜営業平日不定休
close.水曜日
parking.4台あり

辻堂のラーメンなら「らーめん萬来」|名物・細切肉そばと街中華の魅力

熱々のラーメン、手づくりの中華、そして変わらない笑顔。40年以上、辻堂の人たちの日常に寄り添ってきた「らーめん萬来」。中華一筋55年。水落さんがつくる一杯、一皿には、街中華ならではの温もりが詰まっている。

辻堂駅南口から徒歩約5分、サーファー通り沿いに店を構える「らーめん萬来」。40年以上、地域の人たちの日常に寄り添い続けてきた、辻堂を代表する街中華の一軒だ。厨房に立つのは、水落さん。

鎌倉の名店「登華園」で修業を積み、中華一筋55年。料理はもちろん、店づくりや接客にも携わってきた経験があるからこそ、「どうすればお客さまに喜んでもらえるか」を第一に考え、一皿一皿を丁寧につくり続けている。

萬来を代表する人気メニューが「細切肉そば」。シャキシャキの野菜と細切りの豚肉で仕上げた青椒肉絲を、熱々のらーめんに合わせた萬来ならではの一杯だ。中華鍋で一気に炒めることで生まれる香ばしさと、とろみのある餡の旨味が中華麺によく絡み、一口目から奥深い味わいが広がる。最後まで熱々のおいしさを楽しめる、萬来を訪れたらぜひ味わいたい看板メニューだ。

もう一つ味わいたいのが、自家製味噌を使った「みそらーめん」。香ばしく炒めた野菜の甘みと味噌の深いコクが重なり、力強さがありながらどこかやさしい味わいに仕上がっている。炒め野菜の香ばしさがスープに溶け込み、どこか懐かしく、何度でも食べたくなる一杯だ。

らーめんと並ぶ名物が、通常の約1.5倍という大きさを誇る「ジャンボ餃子」。食べ応えがありながら、ニラやニンニクは使わず、最後までおいしく味わえるよう具材を工夫している。回鍋肉の甜麺醤を味噌から手づくりし、酢豚も日本人の味覚になじむよう仕上げるなど、どの料理にも水落さんらしいひと手間が惜しみなく注がれている。

らーめんだけでなく、本格中華の一品料理や定食まで豊富にそろい、その日の気分に合わせて楽しめるのも街中華・萬来ならでは。料理のおいしさはもちろん、「お腹いっぱいになって、笑顔で帰ってほしい」。そんな思いが、どの料理にも自然と表れている。水落さんの温かな人柄と55年培ってきた確かな技は、これからも変わらず辻堂の人たちに愛され続けていくだろう。

らーめん萬来


藤沢市辻堂元町1-3-25
tel.0466-34-7597
open.11:30-15:00 17:15-23:00
close.火曜日
parking.3台あり

牡蠣の旨味を一杯に。辻堂「自家製麺 牡蠣工房 Uguisu」の牡蠣しじみラーメン

牡蠣好きが思わず唸る一杯を求めて、辻堂に生まれた専門店「自家製麺 牡蠣工房 Uguisu」。牡蠣鍋から着想を得たスープと店内で打つ自家製麺。牡蠣の旨味を余すことなく味わえる、ここだけのラーメンが人気を集めている。

辻堂駅西口から徒歩約7分。2023年4月にオープンした「自家製麺 牡蠣工房 Uguisu」は、その名の通り牡蠣を主役にしたラーメンを提供する専門店だ。店主の嶋村さんが目指したのは、「牡蠣鍋を食べた時の幸福感を一杯のラーメンで表現すること」。大好きだった牡蠣鍋から着想を得て、何度も試作を重ねて完成したのが、この店を代表する「牡蠣しじみラーメン」である。

今回いただいたのは、その一番人気メニューに牡蠣増トッピングをした贅沢な一杯。大ぶりの牡蠣はぷりっと肉厚で、口いっぱいに広がる濃厚でクリーミーな旨味はまさに主役級。牡蠣好きなら思わず頬が緩む贅沢な味わいだ。

スープのベースは澄んだ塩スープ。牡蠣としじみから丁寧に引いた出汁は、見た目以上に奥深く、ひと口飲めば旨味が何層にも重なって広がる。さらに香味油にも牡蠣の風味を移し、最後の一滴まで牡蠣の余韻を楽しめる仕上がりだ。

そのスープに合わせるのは、店内で毎日打つ北海道産小麦を使用した自家製細麺。しなやかなコシとなめらかな喉越しを持ち、繊細なスープの旨味をしっかりと受け止める。噛むほどに小麦の香りが広がり、麺そのもののおいしさも印象に残る。スープとの相性を考え抜いてつくられた自家製麺は、この一杯のおいしさを支える欠かせない存在だ。

定番の「牡蠣しじみラーメン」のほかにも、濃厚な旨味を存分に味わえる「牡蠣まぜそば」、動物性食材を使わず仕上げた「VEGANらーめん」など、個性豊かなメニューが並ぶ。季節限定の冷やし中華も人気で、訪れるたびに新しい一杯と出会えるのも魅力だ。

牡蠣の旨味を知り尽くした店主だからこそ生まれた一杯。素材の力を丁寧に引き出したラーメンは、牡蠣好きはもちろん、ラーメン好きにもぜひ味わってほしい。牡蠣の旨味をとことん楽しめる、辻堂で覚えておきたい一軒だ。

自家製麺 牡蠣工房 Uguisu


茅ヶ崎市浜竹3-7-2
tel:090-5032-8469
open.11:00-15:00 17:30-21:00
close.木曜日
parking.近隣にコインパーキングあり

辻堂「TSUKEMEN-HUKU」で味わう、濃厚なのに軽やかな新作「塩つけめん」

つけ麺専門店の枠に収まらない一杯を目指し、辻堂に店を構えた「TSUKEMEN-HUKU」。濃厚な豚骨の旨味に柑橘の爽やかさを重ねた塩つけめん。しっかりとしたコクがありながら後味は軽やかで、思わずつけ汁まで飲み干したくなる。

国道1号線「赤松町」交差点を入ってすぐ。2023年6月にオープンした「TSUKEMEN-HUKU」は、つけ麺を看板に掲げる専門店。一杯ごとに素材や味のバランスを突き詰め、幅広い世代から支持を集めている。

厨房に立つのは店主・世古さん。もともとものづくりが好きだったことから飲食の世界へ進み、ラーメン店で経験を積んだ後、自身の店をオープンした。目指したのは、濃厚でありながら最後まで飲み干したくなる、これまでにないつけ麺。

一つひとつの素材を丁寧に組み合わせ、何度も試作を重ねながら理想の一杯を形にしてきた。新メニューの「塩つけめん」は、魚介を使わず豚骨だけで旨味を引き出した塩豚骨スープが特徴だ。

塩ダレのキレにレモンの爽やかな香りを重ねることで、濃厚でありながら驚くほど後味は軽やか。他ではなかなか味わえない、新しいつけ麺に仕上がっている。合わせるのは、製麺所へ細かな要望を伝えて仕上げた特注に近い太麺。

力強いコシともっちりとした食感が特徴で、濃厚なつけ汁をしっかりと持ち上げる。つけ汁との一体感を追求した麺は、最後のひと口まで飽きることなく楽しめる。店の定番は、豚骨魚介の旨味を凝縮した「つけめん」と、素材の持ち味を生かした「中華そば」。


それぞれのスープに合わせて麺を使い分けるなど、一杯ごとに細部までこだわりが詰め込まれている。新たに加わった「塩つけめん」は、定番とはまた違う魅力を持つ一杯。

最後まで飲み干したくなる軽やかな味わいは、早くも多くのファンを惹きつけている。ものづくりを楽しむ店主の姿勢は、一杯一杯の細部にまで息づいている。

素材や麺、スープの組み合わせを丁寧に積み重ねて生まれた一杯は、食べるたびに新しいおいしさを感じさせてくれる。

TSUKEMEN-HUKUには、何度でも足を運びたくなる理由がある。

Tsukemen Huku

茅ヶ崎市赤松町5-27 1-B
tel:0466-36-5686
open.平日11:00-14:30 17:30-20:30
土日祝11:00-15:00 17:30-20:30
不定休あり
close.月曜日
parking.3台あり

Local TiME編集部より~

スープの香り、麺の食感、ひと口目の感動。おいしさの形は違っても、その一杯には店主それぞれのこだわりや想いが詰まっています。長く愛される味も、新たに生まれた味も、辻堂という街の魅力のひとつ。いつものお気に入りを楽しむのも、まだ知らない一杯に出会うのもいい。次のラーメン気分には、ぜひ辻堂へ。きっと、また食べたくなる一杯が待っています。