湘南エリアのカレー好き必見!茅ヶ崎・藤沢・平塚・大磯のおすすめ店まとめ
2025.07.24

湘南でスパイシーな冒険に出かけよう!
大人から子どもまで、みんな大好きなカレー!たくさんのお店がこだわりの1皿を提供していますが、ここ湘南エリアにも個性派カレー店が点在しています。スパイス香る本格派から、湘南の海をイメージしたオリジナルカレー、昔懐かしのカレーまで、バリエーションは驚くほど多彩。観光ついでにふらりと立ち寄れる店も多く、地元の人に長年愛される名店も多数あります。
今回は、そんな湘南の“旨辛”スポットを厳選してご紹介。さあ、あなたもスパイシーな冒険へ。食べたらきっと、お腹も心も満たされます。
【平塚】湘南SOUP CURRY「海月」/YADOCURRY「糸」

平塚駅南口から4分程歩いた先、隠れ家のように佇むスープカレー専門店『海月(くらげ)』。扉を開けると出迎えてくれるのは、スパイスの香り。甘さやさわやかさ、香ばしさが絡みあった香りで、お腹はすでに準備万端。




「チキンレッグと旬菜たっぷりカレー」は、多くの人が注文する人気メニュー。湘南野菜を中心に旬の野菜が20品目、彩りも鮮やかに盛り付けられている。野菜は顔ぶれを変え、訪れるたびに季節の味で楽しませてくれる。ベースのスープは、鶏・豚・牛のうまみをじっくり引き出した動物系スープに、魚介と香味野菜を合わせたダブルスープ。これにトマトやココナッツミルク、20種類以上のスパイスを加え、丸2日かけて完成させる。口に運ぶと、まず訪れるのはスパイスが生み出す複雑な味わい。

あとからじわりと辛さが追いかけてくる。辛さは16段階から選べ、スパイスの風味はそのままに楽しめるのも魅力だ。奥行きのある味はクセになり、食べる手が止まらなくなる。パリッと香ばしく焼かれたチキンは、中はしっとりジューシー。ボリュームも栄養も満点な一皿だ。

同店では月曜・木曜限定で『YADOCURRY糸』もオープン。こちらの主役はスパイスカレー。バターチキンキーマ、豆、トマトと豚の3種のカレー盛りで勝負する。
玉ねぎのアチャールなど副菜もたっぷりで見た目にも楽しい。それぞれのカレーは素材の「らしさ」を生かすため、使うスパイスや量を調整。
丁寧に作り分けて「ひとつずつ食べてもおいしい、混ぜてもおいしい」を実現しているという。食感も香りも異なるカレーが織りなす一皿は、スパイス好きを虜にする。
新たなスパイス体験を求めるなら、この一軒をぜひ覚えておきたい。

【店舗情報】
湘南SOUP CURRY 海月
平塚市八重咲町3-17-101
Tel:0463-79-8732
営業時間:11:30 – 15:00
17:30 – 21:00
定休日:月曜日、木曜日
YADOCURRY 糸
営業日:月曜日、木曜日
営業時間:11:30〜15:00
【大磯】マッサマン タイキッチン

大磯駅から海に向かって歩くこと約5分、国道1号線沿いにその姿を現わすのが『マッサマン タイキッチン』。本場タイの料理人が作るカレーが有名で、その味はミシュランガイドのビブグルマンにも選出されたほど。
料理を担当するのはハマダ・チャダポンさん。辛い食べ物があまり得意ではないと苦笑する彼女は、自らの料理を自分好みに合わせた家庭料理みたいなものだと謙遜するが、味や手間暇はその域を優に超えている。

店名にも掲げているマッサマンカレーは、唐辛子やシナモンなど7種のスパイスを使用し、2日ほどの仕込みを経てようやく完成する。
ふわりとただよう華やかなスパイスの香り、控えめな辛さの奥にあるコクはカレーの美味しさをあらためておしえてくれる。やわらかな鶏肉やジャガイモもカレーを引き立て、夢中で食べているうちにいつしかプレートは空に。

エビとアボカドのグリーンカレーは、女性に大人気のメニュー。ココナッツのまろやかさにコリアンダーシードやバイマックルなど本場スパイスの風味が幾重にも重なり、複雑な味わいを醸し出す。とろりとしたアボカド、ぷりぷりのエビの食感も楽しく、ファンが多いというのも納得の一品だ。
こちらではカレーのほか、パッタイやガパオ、パパイヤサラダなども提供。夜は一品料理とともにお酒を楽しむ人も多いのだとか。辛さと甘さ、酸味が絡み合った料理はお酒のおともにもぴったり。
週末は満席となることも多いため、確実に食べたいならぜひ予約を!

【店舗情報】
マッサマン タイキッチン
中郡大磯町大磯1045ー6
TEL:0463ー62ー1787
定休日: 月曜日
営業時間:11:00ー15:00
17:30ー21:00
【茅ヶ崎】Shore Living

グルメなお店が多いことでも知られる雄三通り沿いにある、知る人ぞ知るカフェ『Shore Living』。
キッチンに立つのは、スパイスカレーの激戦区・大阪でカレー作りを学び、実力と経験を蓄えてきた宮本さん。
ちらの看板メニューは「ブラックペッパーチキンカレー」と「粗挽きポークのキーマカレー」。10種類以上のスパイスをブレンドし、大阪時代から作り続けているこだわりのカレーだ。
1つのスパイスが主張するのではなく、肉や野菜の旨みを引き立てるようにバランスよく組み立てられた味わいは見事。口に運ぶと辛みや酸味、甘みなどが食欲をかき立てる香りとともにやってくる。


「テイクアウトにも対応していて、チキンとキーマの『2種類あいがけ』やハーフサイズもご注文いただけます。スムージーや自家製スイーツもテイクアウトできますよ」と宮本さん。


お店ではもちろん、自宅や海、公園……お好きな場所で名店カレーをお楽しみあれ!

【茅ヶ崎】スパイスカレーoji

茅ヶ崎市美住町の桜道沿いに店を構える『スパイスカレーoji(オジ)』。店内に足を踏み入れると、スパイスの芳しい香りが鼻をくすぐり、食欲が刺激される。

店主の八木澤さんは大のカレー好き。調理専門学校に通っていた頃から「夢はカレー店を開くこと」と周囲に話していたそう。専門学校卒業後は都内のインドカレー店に勤め、本場インドでもカレーと香辛料の魅力を探求してきた。


こちらで提供するのは、20種以上のスパイスを巧みに操り、ベースごとに作り分けるぜいたくなスパイスカレー。独自ブレンドのガラムマサラで、ここならではの味を生み出している。玉ねぎは3時間ほどかけてじっくり炒め、コクと香ばしさを引き出す。そこにトマトやガラムマサラを加えて作るベースは、香り高く奥深い味わい。チキン、マトン、キーマ、マトンキーマと、4種それぞれにレシピや配合を変えているのも魅力的だ。

人気の一皿は「マトンキーマカレー」。臭みは一切なく、噛むほどにマトンのうま味と複雑に絡み合うスパイスの風味が広がる。苦みや爽快感、甘みのバランスはまさに絶妙。添えてあるパクチーもさわやかなアクセントに。「バターチキンカレー」は定番メニューながら、ひと味違う味わい。トマトの酸味が効いていて、甘さよりもスパイスの香りとうま味を強く感じる一皿だ。つややかな赤茶色のベースに映える白いクリームとご飯も食欲をそそる。香りや色、湯気、酸味、甘み、香ばしさなど、スパイスカレーの奥深さをぜひ堪能してほしい。

【店舗情報】
スパイスカレーoji
スパイスカレー オジ
茅ヶ崎市美住町5-9
Tel:080-7352-4567
営業時間:11:30 – 14:00/18:00 – 21:00
定休日:月~木(インスタをチェック!)
【茅ヶ崎】GARAentra

茅ヶ崎駅南口を出てすぐ、ビルの2階に店舗を構える『GARAentra(ガラエントラ)』。茅ヶ崎市の中海岸で長く親しまれてきたインド料理の名店 『GARA』の流れをくみ、当時の味を継承している。提供するのは、香り豊かな北インド料理の数々。濃厚でクリーミーな味わいと、クミンやカルダモンなど華やかな香りのスパイスをふんだんに使うのが特徴だ。


こちらのおすすめは「桜姫鶏のバターチキンカレー」。累計10万食提供された大人気の一皿で、甘くとろりとしたまろやかな味わいが魅力。コクとスパイスを感じる本格カレーながら、子どもも安心して食べられる。好みでチリソースを加えるとぐっとスパイシーになり、また違った味わいに。

新メニューの「茅ヶ崎サンライズ・サーフカレー」も注目を集める一皿。皿全体を茅ヶ崎の海に見立て、ターメリックライスはサーフボードをイメージ。豆の薄いクラッカー・パパドはカールさせ、波を演出。タンドリーチキンは海に浮かぶ烏帽子岩、と遊び心も忘れない。ほうれん草とチキンキーマの2種のあいがけは、まったく異なる印象で食べ飽きない仕上がりに。ほうれん草カレーはにんにくを加えた自家製のピューレを使用。温泉卵とからめると、さらにやさしくマイルドな味に変わる。

「茅ヶ崎×インド料理のコンセプトカレーは、お腹も心も満たしてくれる一皿」と代表の永田さんは自信をのぞかせる。ここでしか食べられない、茅ヶ崎らしさが詰まったカレーをぜひご賞味あれ。
【店舗情報】
インド料理 GARAentra
茅ヶ崎市幸町2-10 2F
Tel:0467-38-6624
営業時間:11:00~15:00/17:30~21:00(金・土22:00迄)
定休日:不定休(HPをチェック!)
【平塚】PEPPER’S DRIVE-IN

平塚方面に向け、伊勢原平塚線を走っていると、ひときわ目を引くアメリカ風のポップな建物が現れる。大きなメロンソーダのオブジェに、レトロなキャデラック。
立地も外観もアメリカンダイナーを想像させる「ペッパーズドライブイン」は、SNSでも人気のお店。店内にはアメリカ生まれのキャラクター雑貨やぬいぐるみが所狭しと並び、訪れる人を楽しませている。


たくさんのポスターと赤いソファもムードがあり、まるで古い映画に飛び込んだよう。こちらの看板メニューであるカレーは、ごくシンプル。ごはんとルーだけの「素カレー」をベースに、好きなトッピングを選んで、自分だけの一皿を完成させるスタイルだ。

トッピングは定番の生卵やチーズをはじめ、スクランブルエッグや豆腐とバラエティ豊か。オーダーを紙に記入して渡すスタイルも何だかワクワクする。今回選んだのは、おすすめの「鶏のからあげ」。香ばしいサクサクの衣に包まれたジューシーな鶏肉と、コクのあるカレーは相性抜群だ。
ルーは食べ飽きないおいしさを追求した、シンプルかつマイルドな味わい。懐かしさすら感じる家庭的な味に、なんだかほっとする。ベースは甘口だが、超激辛まで調整できるので辛いもの好きもご安心を。週末はパフェやバナナスプリットを目あてに訪れる人も多い。

食後の甘い誘惑もまた、この店の魅力のひとつだ。ムード満点のドライブインで、オリジナルカレーを作る楽しさをぜひ体験してみて。
【店舗情報】
PEPPER’S DRIVE-IN
平塚市城所1129−1
Tel:0463-54-2202
営業時間:土日祝11:30~16:30
平日11:30-15:00 18:00-20:30
定休日:水曜日
【茅ヶ崎】函館 soup curry danro

『函館 soup curry danro』は、茅ヶ崎市共恵にあるスープカレー店。2024年5月にオープンしたこの店は、東京で20年以上続いた名店のレシピを受け継いでいる。
辛さの効いたスープと野菜たっぷりの一皿は女性からの人気も高い。こちらのスープカレーは、ベジタブル、チキン、ハンバーグの3種類。辛さは甘口から6辛まで選べるが、1辛でもスパイシー。しかしただ辛いのではなく、スープにはうま味がしっかりと溶け込んでいる。


スパイスのさわやかな香りが鼻を抜けていくのも心地いい。辛さの中に広がるコクとスパイスの風味はクセになり、最後まで飽きずに食べられる。ごろっと大きめにカットした野菜は、素揚げにして提供。
それぞれの甘みや香ばしさが際立ち、食感も楽しい。カレーの種類ごとに使う野菜を厳選し、スープに合うものだけを使用しているのもdanroの特徴だ。


野菜を摂りたいと、さらに追加でオーダーする人も多いという。人気のチキンはほろほろに煮込まれ、口の中でほぐれるやわらかさ。食べ応えも十分で、黒米のほのかな甘みと食感にもよく合う。
彩り豊かな一皿は目でも華やかに味わえて、お腹も心も大満足。ランチタイムは、日替わりサラダとデザートつきのセット(+300円)もあり、気軽に満足感を味わえる。
【藤沢】カレーショップ シュクリア

藤沢駅北口から徒歩4分、遊行通り沿いにあるカレースタンド『シュクリア』。地元の人なら誰もが知る、昔懐かしいこの店は、50年以上にわたり愛され続けてきた名物店だ。

シュクリアの魅力は、なんといっても「定番のカレー」。スパイスカレーやスープカレーとは一線を画し、給食を思い出させる味わいのカレーを提供している。玉ねぎなどの具材はルーに溶け込んで一体化。懐かしくもうま味のあるルーを陰で支えている。

カレーはポーク、チキン、ビーフの3種類がベース。ハンバーグやカツをのせたカレーもあるが、一番人気は目玉焼き。半熟に仕上げた卵は、割ると黄身がとろりと溶け出し、マイルドな味わいに。シュクリアはボリュームの多さも侮れない。普通盛りで500gもあるご飯は、さらに中盛り、大盛り変更が可能。それにあわせてルーもたっぷりとかかる。


辛さは中辛程度のゼロから始まり、激辛の70まで。常連の猛者ともなると70以上を軽々と注文するという。ランチタイムは地元客を中心に行列必至。ふわりとただようカレーの香りに誘われ、汗をかきながらスプーンを進める光景もよく見られる。特別ではない、だからこそほっとして、また食べたくなる——そんな一皿に多くの人が魅了されている。
【店舗情報】
カレーショップ シュクリア
藤沢市藤沢96
Tel:0466-23-1478
営業時間:11:00-15:00
17:00-21:00
定休日:月曜日
その日の気分や好みに合わせて、湘南の街でお気に入りのカレーを見つけてみてください。ちょっとしたランチや週末のおでかけにもぴったり。美味しいカレーと湘南の空気で、心も体も満たされるひとときを。