何気ない一日が好きになる。茅ヶ崎で過ごす、ちょっといい一日。
2026.06.30

今日はどこへ行こう。
そんな気分の日に、ふらりと足を運びたくなるのが茅ヶ崎です。
海を感じる開放的な景色のすぐそばには、心まで満たされるランチや、ゆっくり過ごせるカフェ、思わず立ち寄りたくなるショップやギャラリーが点在しています。
観光スポットを巡るだけでは出会えない、地元の日常に寄り添う風景や、人とのあたたかなつながりも、この街ならではの魅力です。
今日は予定を詰め込まず、自分のペースで歩いてみませんか。
Local Timeがおすすめするお店を巡りながら、茅ヶ崎で過ごす”ちょっといい一日”を楽しんでください。
茅ヶ崎漁港そばで地魚を味わう。「ちがさき丸食堂」の絶品定食と朝ごはん
茅ヶ崎の海を味わう 魚港そばのごちそう時間

茅ヶ崎漁港のすぐそばに店を構える「ちがさき丸食堂」は、釣り船「ちがさき丸」が手がける食堂として3年前にオープン。茅ヶ崎で獲れた魚を、「もっと地元の人にも味わってほしい」そんな思いから生まれた場所だという。


実は、茅ヶ崎で水揚げされた魚は、意外にも地元のスーパーに並ぶことが少ないそう。だからこそ、ここでは茅ヶ崎の海の恵みをより身近に感じながら味わうことができる。店内は気軽に立ち寄れる、明るく落ち着いた空間。そしてこの店の大きな魅力が、開放感あふれるウッドデッキ席だ。
デッキの先にはすぐ海が広がり、潮風を感じながら過ごす時間はなんとも心地いい。茅ヶ崎らしい景色と空気に包 まれていただくごはんは、いつもよ り少し特別に感じられるはず。

地魚ならではの新鮮なおいしさが味わえる刺身と、肉厚でさくさくの地魚フライを一度に楽しめる「ちがさき丸定食(2,000円)」。その日に揚がる魚や訪れるタイミングによって内容が変わるので、何度訪れても違ったおいしさに出会えるのも魅力だ。
今回いただいた「ちがさき丸定食」は、地魚のお刺身3種と地魚のフライが楽しめる、満足感たっぷりの定食。
副菜には煮物、漬物、汁物も付き、しっかりとした内容もうれしい。お刺身はどれもあじわい深く、地魚ならではの新鮮なおいしさを存分に感じられる一皿。フライも肉厚で、衣はさくさく。噛むほどに魚の旨みが広がり、思わず箸が進む。刺身もフライも、その日に揚がる魚や訪れるタイミングによって内容が変わるため、何度訪れても違ったおいしさに出会えるのもこの店ならではの楽しみだ。漁れるものが日によって異なるので、時にはアマダイの刺身や、大きな兜の煮つけといった一品に出会えることも。そんな魚料理をリーズナブルに楽しめるのも、この店の魅力のひとつだ。

「ちがさき丸の朝ごはんB フライ付き(1,000円)」は、ごはんの上に6〜7種類ほどの副菜と生卵がのり、フライも付いた満足感のあるメニュー。少しずつ味わったり、混ぜながら食べたりと、ひと口ごとに違ったおいしさを楽しめる。品数もしっかり取れるので、朝から満足感のある一膳を味わいたい日にぴったりだ。
もうひとつ味わいたいのが、モーニングメニューの「ちがさき丸の朝ごはん」。朝から掻っ込みたくなるような、気取らないおいしさがなんとも魅力的。朝ごはんで少し気分の上がる一日の始まりを楽しむのもよし、ランチに立ち寄って旬の地魚をしっかり味わうのもよし。朝も昼も、その時ならではのおいしさに出会える店だ。


ちがさき丸食堂
茅ヶ崎市南湖6-18-6
Tel.050-5589-5914
open:平日 11:00-16:00
土日 8:00-16:00
close:火曜日

茅ヶ崎・鉄砲道の「88Rice」。こだわりのおむすびと米粉クレープを楽しむ
日々に寄り添う心と体にやさしいおむすび

茅ヶ崎の鉄砲道沿いにある 「88Rice」は、おむすびを中心に、米粉クレープも楽しめるお店。オーナーのアヤノさんは、YOGAインストラクターとしても活動しており、食べることを通して心と体を整えること、そして日々の暮らしにやさしく寄り添うことを大切にしている。そうした思いをかたちにする場として、「88Rice」をオープンしたのだそう。


店の主役となるのは、鳥取県産の「コシヒカリ」と「星空舞」。コシヒカリは、鳥取県岩美郡でアヤノさんの義父が、きれいな山水を使い、できる限り農薬に頼らず大切に育てているという。
星空舞は、30年もの歳月をかけて開発された鳥取県オリジナルのブランド米だ。アヤノさんは、農家さんたちの思いや営みに触れ、その大切なお米をきちんと次へつないでいきたいという気持ちから、このお米を選んでいるそう。

店内には、そうしたつながりの中で届く果物や野菜などが並び、食を通して人や土地の背景に触れられるのも魅力だ。ショーケースには、銀鮭、めんたいこ、梅おかか、昆布といった定番から、クリームチーズ明太、ポーク玉子、卵黄醤油漬け+鶏そぼろなどの創作むすびまで豊富にそろう。
具材は、おむすびに合うよう丁寧に仕込まれているのも印象的。たとえば、炙りたらこは食感を大切にしながらやさしく火を通し、卵黄はオリジナルの醤油ダレに漬け込むことで、そぼろとの相性を引き立てている。

セットでいただける味噌汁も、よりおいしく味わってもらえるよう、注文ごとに一杯ずつ作っている。何を選び、どう届けるか。そのひとつひとつにアヤノさんのまっすぐな思いが感じられる、心までやさしく満たしてくれる一軒だ。

茅ヶ崎で味わう、自家焙煎コーヒーと焼き菓子。「mellow coffee & bakes」の心ほどける時間
コーヒーと焼き菓子で心ほどけるひととき

茅ヶ崎一中通りにある「mellow coffee & bakes」は、スペシャルティコーヒーと本格スウィーツが楽しめるカフェ。店内には焙煎機が置かれ、自家焙煎した豆を使ったコーヒーが味わえる。


エチオピアやケニア、グアテマラに加え、珍しいアジアの豆も扱っており、なかには実際に現地を訪れ、自分が本当においしいと感じたものだけを選んでいるという。コーヒーへのまっすぐなこだわりが、この店の一杯を支えている。
オーナーの鶴岡さんは、フレンチレストランで働いた経験を持ち、その後、辻堂の「27COFFEE ROASTERS」でも腕を磨いてきた。その経験は、コーヒーだけでなく、店に並ぶ焼き菓子にも息づいている。鶴岡さんが大切にしているのは、コーヒーに合うことはもちろん、それだけで終わらない焼き菓子をつくること。
シンプルなお菓子ほどごまかしがきかないからこそ、味の重なりや食感、口どけまで細かく考え、納得できるところまできちんと手をかける。


ガトーショコラは、濃すぎず重すぎず、それでいて満足感のある味を目指したもの。チーズタルトに合わせるラムレーズンも、この一品にしっくりくる味を求めて自家製で仕込んでいるという。
そうして丁寧につくられたスウィーツは、コーヒーと味わうことで、さらにおいしさが深まる。気軽なカフェメニューではなく、一杯と一皿のどちらにもきちんと向き合う、この店らしさが伝わってくる。
フォカッチャサンドやアルコールもそろい、コーヒーと焼き菓子を楽しむだけでなく、その日の気分に合わせてさまざまな過ごし方ができるのも魅力。ふらりと立ち寄って、深く息をつくように一杯を味わい、丁寧につくられた焼き菓子をゆっくり楽しむ。そんな時間が、いつもの一日を少しだけ特別にしてくれる。

店内の焙煎機で、オーナー自ら豆を焙煎。
火の入れ方ひとつで表情が変わる繊細な作業を重ねながら、それぞれの豆が持つ香りや果実味を丁寧に引き出している。

茅ヶ崎で出会う黒糖のおいしい時間。「黒糖茶房」で味わう食事とスイーツ
茅ヶ崎で出会う黒糖のおいしい時間

茅ヶ崎にある「黒糖茶房」は、黒糖の魅力を食事やスイーツを通して楽しめる一軒。店主の大森さんご夫妻は、沖縄で黒糖の奥深い味わいに心を惹かれ、この店を始めたのだという。ひと口に黒糖といっても、島が違えば味わいも香りも驚くほど個性豊か。その背景にある風土や歴史、作り手たちの営みに触れる中で、このおいしさをもっと多くの人に伝えたい――そんな思いが、この店の原点になっている。


店では、沖縄の離島8種類すべての黒糖を取り扱い、カフェでは食べ比べも楽しめる。なかでも多良間島の黒糖は、味の濃さと深みが際立ち、黒みつにしたときのおいしさも格別。
あんこや料理にも使われ、黒糖茶房の味づくりを支える存在になっている。そんな黒糖の奥深さは、店で楽しめる さまざまなメニューにも丁寧に生かされている。
お店は朝9時から営業しており、ホットサンドをはじめとするモーニング、ランチタイムの食事、カフェタイムにはスイーツを楽しめるのも、この店ならでは。

ふんわりやわらかなハンバーグに、黒糖のまろやかな甘みとコクを重ねた一皿。彩り豊かな野菜が添えられ、見た目の華やかさも食欲をそそる。セットのお吸い物は、沖縄の郷土料理を思わせる一椀で、大判のかつお節がそのまま具材に。こちらにも黒糖のやわらかな甘みが生かされ、ほっとするおいしさに仕上がっている。
今回いただいた新メニュー「やわらかハンバーグ 特製デミグラスソース」は、惜しまれつつ閉店した二宮の人気店「山小屋」の味を受け継ぎながら、黒糖茶房らしく黒糖でアレンジした一皿だ。
ハンバーグにもソースにも黒糖を使い、ほんのりとした甘みとコクがありながら、後味は重すぎず、ほどよく効いたスパイスが全体を引き締める。食べ応えがありながら、軽やかに楽しめるのもうれしい。

厚切りの黒糖パンを使った人気の一皿。外は香ばしく、中はふんわりとしたトーストは、見た目以上に満足感のある食べ応え。あたたかなパンの上でバニラアイスがゆっくり溶け、黒みつときなこが重なることで、コクのある甘さが広がっていく。追い黒みつをしながら味の変化を楽しめるのも魅力。
「黒糖パンのバタートースト 黒みつきなこ」もぜひ味わいたい一皿。辻堂にあるパン屋「Fluffy」にお願いして作ってもらったオリジナルの厚切り黒糖パンは、外はカリッと、中はふんわり。たっぷりのバターがしみたパンに、黒みつ、きなこ、バニラアイスが重なり、思わず顔がほころぶおいしさだ。


店内には黒糖菓子や黒糖ドリンクも並び、黒糖の世界の奥深さに触れられる。体にうれしく、ちゃんとおいしい。黒糖茶房は、そんな黒糖の豊かな魅力を、食事やスイーツを通して身近に楽しませてくれる場所だ。
黒糖茶房
茅ケ崎市東海岸北2-3-34
Tel.0467-81-4394
open:9:00-18:00
(時間帯によってメニューが異なります)
close:火曜日+第1、3水曜日

茅ヶ崎でハワイ気分を楽しむ。「coco Aloha」で出会う香りと雑貨
海の街に似合カラフルで心ときめく一軒

サザン通りを歩いていると、ふと目に留まるターコイズブルーの可愛らしいお店。「coco Aloha」は、2024年夏にオープンした、ハワイの空気を感じられる小さなショップだ。扉を開けると、色とりどりの雑貨や香りのアイテムが並び、まるで旅先の街角に迷い込んだような気分になる。


店内には、ハワイから直輸入したものや現地で買い付けたアイテムがずらり。ボディクリームやハンドソープ、ハンドジェルなど、毎日の暮らしの中で気軽に楽しめるものが多く揃い、見ているだけでも心が弾む。




中でも豊富に並ぶ「Bath & Body Works」のアイテムは、南国を思わせる甘さやみずみずしさをまとった香りが魅力。お気に入りを探す時間も、この店ならではの楽しみだ。
さらに、ハワイでしか出会えないエコバッグなど、特別感のあるアイテムも。実用的でありながら、持つだけで気分を少し明るくしてくれるものばかりで、つい自分用にも贈り物にも選びたくなる。
茅ヶ崎は、ホノルルの姉妹都市。海のそばで過ごすこの街の空気と、ハワイの持つおおらかさはどこか自然に重なって見える。「coco Aloha」は、そんな茅ヶ崎の日常の中で、ほんの少し旅気分を運んでくれる場所。海帰りにふらりと立ち寄って、好きな香りや色に出会う。そんな時間が、なんだかとても似合う一軒だ。

茅ヶ崎で自分だけの一枚を。「akaneya gallery」で楽しむシルクスクリーン体験
お気に入りを“つくる”楽しさ自分だけの一枚に出会える場所

雄三通りに店を構える「akaneya gallery」は、湘南を代表するアーティスト・RyuAmbeの世界に触れられるアートギャラリー。2022年8月にオープンし、現在は週末を中心に営業している。
ギャラリーでは毎月1回、飾られるアート作品が入れ替わり、訪れるたびに違った表情に出会えるのが魅力。店内にはオリジナルグッズのほか、ここでしか買えないものや、ひとつとして同じもののない特別な一点も並び、作品を見る楽しさと、選ぶ楽しさのどちらも味わえる空間になっている。




この場所ならではの楽しみが、RyuAmbeのイラストをシルクスクリーンでプリントできること。Tシャツやパーカー、トートバッグなどに、好きなデザインを選び、好きな色で仕上げてもらえるので、自分だけの一枚をつくることができる。
ボディは持ち込みもできるほか、店頭で購入することもできるため、思い立った日に気軽に立ち寄れるのもうれしい。できあがった一枚には、既製品にはない愛着が自然と宿るはずだ。ふらりと立ち寄って作品を眺めるのもいいし、誰かへの贈り物や旅の記念になる一品を探すのもいい。



アートを身近に感じながら、自分の〝好き〟をかたちにできるのが、akaneya galleryのいちばんの魅力かもしれない。

茅ヶ崎・サザン通りの「Laid Back」。ワインとメスカルを楽しむ大人の酒場
ワインも、メスカルも、気の利いた料理もサザン通りで見つけたワインバル酒場

茅ヶ崎・サザン通りに2025年11月にオープンした「Laid Back」は、海外の街角にあるバルのような空気をまとった一軒。青い扉の先には、彩り豊かなタイルのカウンターとあたたかな照明が広がり、ひとりでふらっと立ち寄る夜にも、誰かとゆっくり語らう時間にも似合う。

気取らず過ごせるのに、どこか特別感もある。その絶妙な空気が、この店の魅力になっている。迎えてくれるのは、飲食業界で20年以上経験を重ねてきたオーナーの三沢さん。長年培ってきた感覚と技術を生かしながら、この場所で目指したのは、お酒が好きな人が自然と集まり、思い思いの時間を楽しめる一軒だ。

『ワインバル酒場』と聞くと、ワイン中心の店を思い浮かべるかもしれない。けれどLaid Backの魅力は、それだけにとどまらない。ワインをしっかり楽しめる のはもちろん、焼酎やメスカルなど、お酒好きの心をくすぐるラインナップを揃えているのもこの店の魅力。
なかでも注目したいのが、独特のスモーキーな香りを持つメスカルだ。Laid Backでは、それをレモンサワーに仕立てた一杯も人気で、爽やかさの奥にふわりと残る個性的な香りが印象に残る。

その日のおすすめを少しずつ盛り込んだ前菜の盛り合わせ(2,400円税込)は、テーブルに届いた瞬間から気分が上がる一皿。レバームースやパテ・ド・カンパーニュをはじめ、野菜、卵、惣菜などが彩り豊かに並び、どこから手をつけるか迷う時間まで楽しい。決まった形にとらわれず、その日の内容で表情が変わるのも魅力。Laid Backらしさが詰まった盛り合わせだ。

店の空気をつくるのは、色鮮やかなタイルのカウンターと、目の前で料理が仕上がっていくライブ感。料理も会話もほどよく近く、店の魅力をいちばん感じられる場所だ。
料理はイタリアンやフレンチをベースにしながら、南米のスパイスのエッセンスをひとさじ。前菜盛り合わせは、その日のおすすめを少しずつ楽しめる華やかな一皿で、レバームースやパテ・ド・カンパーニュなど、彩りも食感もさまざまな品が並ぶ。ひと口ごとに表情が変わり、気づけばグラスも会話も進んでいく。

とろりとかかるチーズに、ハンバーグ、ハム、そして目玉焼き。重なり合う素材の迫力にまず心をつかまれる。ナイフを入れるたびに具材とソースがほどけ合い、塩気やコクが折り重なる。食べ進めるほどに引き込まれ、自然と次のひと口を求めたくなる。(2,400円税込)
もう一つぜひ味わいたいのが、「フランセジーニャ」。ポルトガル発祥のサンドイッチで、塩気のあるハム、肉感をしっかり感じるハンバーグ、とろりとかかるソース、さらに目玉焼きまで重なった迫力のある一皿は、見た目からして食欲をそそる。ナイフとフォークで食べるスタイルもどこか特別で、しっかりお腹を満たしてくれるのに、お酒と一緒に楽しみたくなる絶妙な存在感がある。
旨み、塩気、食感の重なりがバランスよく、ついもう一口と手が伸びる。同店は宴会にも対応しており、料理内容の相談ができるのもうれしいところ。茅ヶ崎で飲むなら、覚えておきたい一軒だ。

Laid Back
茅ケ崎市中海岸2-9-28
Tel.0467-28-2463
open:月曜日・水曜日 16:00-24:00
木曜日~日曜日 12:00-24:00
close:火曜日+不定休

今日という一日が、少し好きになる街。
茅ヶ崎には、特別な予定がなくても足を運びたくなる場所があります。
心まで満たされるランチ、ゆっくりと過ごすカフェ時間、ふらりと立ち寄りたくなるショップ。そんな何気ない寄り道のひとつひとつが、この街らしい心地よさをつくっています。
今回ご紹介したお店をきっかけに、あなただけのお気に入りの場所が見つかったら嬉しいです。
今日は気になる一軒だけでも。少し時間がある日は、海まで歩いてみるのもいいかもしれません。
何気ない一日が、少し好きになる。そんな時間を、ぜひ茅ヶ崎で過ごしてみてください。
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