大磯町の厳島神社を彩る「東の池」の幻想的なハスは、心を癒やす地元愛の化身
2026.07.31

夏の暑さが増す7月上旬~8月中旬、日中の最高気温に達する前の午前中に早起きして出かけたくなるスポットが大磯町あります。それは、小田原厚道路に並行する県道63号沿いの「東の池」。淡いピンク色をした大輪の花が咲くハスの名所です。
早朝に咲き始めるハスの花の見ごろは午前7時~9時と言われ、昼には花を閉じてしまいます。この日は8時半ごろに到着しましたが、既にカメラを構えている先客も何組かあり、夏の風物詩になっているようです。青々とした葉が茂るハス池には小さな島があり、橋を渡ると鳥居の先には厳島神社の社(やしろ)があります。設置されている案内板によると、東の池は江戸時代に農業用水のために掘削され、池の広さは約四反歩(約4,000㎡)。御祭神は、水の女神とされる「多岐都比売命」だそうです。

青々と茂るハスの上を走り抜ける、新幹線の姿も爽快
この島の周りは石段のようになっていて、大人の胸丈ほどあるハスを見ながらぐるりと一周歩くことができます。時折、風に揺れるハスの葉の上を走るように新幹線が通過する姿は、爽快感が増して気持ちがいい。まさに、暑い夏こそ早起きは三文の徳!
現在は池を埋め尽くすように広がるハスですが、地元紙などによると2015年ごろは外来生物などの影響でハスが水面から姿を消してしまったそうです。その後、地域の方による保全活動によって、今の美しい姿を取り戻すことができたとのこと。自然を守ることの難しさや大切さを知ると、当たり前に広がっているこの風景が一層感慨深く思えます。

浮き草やスイレン、オタマジャクシやトンボなど、自然の生態を知るビオトープ
神社周囲の石段を歩くと、大輪の花が大きな葉の間からトンボが行き交う空に向かって、いくつも顔を出しています。仏教では極楽浄土の花といわれるハスの花ですが、神秘的な雰囲気をまとっているので、今にもつぼみからお釈迦様が現れそうです。


これからも幻想的な景色を楽しむために、守りたいルールとマナー
美しいハスの花を楽しめるのは、地元の保全・管理とともに、訪れる人の心掛けが大切です。これからもルールとマナーを守って、幻想的な夏の風物詩を楽しめたらと思います。

INFOMATION
厳島神社 東の池
大磯町生沢867(10台ほどの無料駐車場あり)
JR二宮駅南口から「平塚駅北口行」のバスに乗り「生沢」下車、徒歩すぐ
※ おでかけの際には、事前にホームページ等で最新の情報をご確認ください
ライター まりっぺ
のんびりとした環境で暮らすにはちょうどいい、
西湘エリア。
子供が夢中で走り回れる緑豊かな公園をはじめ、
昔ながらの商店や個性あふれるショップ、
四季折々の地元食材などマイペースで情報発信していきます。
