新たに「インクルーシブ広場」がオープン。誰もが楽しめる公園へ。鎌倉海浜公園由比ガ浜地区

2024.03.26

江ノ島電鉄 和田塚駅から徒歩5分、由比ヶ浜海岸を一望できる『鎌倉海浜公園由比ガ浜地区』。

21,000平方メートルにわたる広い公園には、「多目的グラウンド」「芝生の広場」「築山のある広場」の3つのエリアがあり、毎日多くの市民が訪れる。


2024年2月27日、公園に「インクルーシブ広場」が誕生した。


障害のある子もない子も、年齢も性別も関係なく、誰もが楽しめる遊具「インクルーシブ遊具」が設置されている。

鎌倉市はインクルーシブ遊具を導入するにあたって、3つのコンセプト(楽しむ・つながる・感じる)を設定し公園づくりを進めているのだそう。

広場は、それぞれの遊びの特徴によってエリアが分かれている。

元気に走り回る遊びがメインの動的ゾーンには、靴を履いたまま遊べる「ぴょんぴょんマット」や、車いすなどから乗り降りがしやすい高さになっている「くるくるカップ」などの遊具がある。


大型遊具の足元にはゴムチップ舗装が施されているため、弾力があり歩きやすい。鮮やかな配色は、日常生活で海や砂浜に行きにくい方が少しでも海を感じられるように「海と砂浜」をイメージしたものだそう。

静かな遊びがメインの静的ゾーンにはベビーカーに乗ったまま遊べるテーブル型の「すなば」や、座ってゆっくり海を眺められる「ハウス」があり、のんびり過ごせる。

公園という同じ空間に居ながら、それぞれが好きな遊びや居心地の良い場所を見つけられる。

向かいの多目的グラウンドには昭和初期から50年にわたって活躍した旧型の江ノ電の車両「タンコロ」が展示してあり、雨天時を除き、午前9時から午後4時まで車両内部に入って見ることもできる。

思いっきり遊ぶのも良し、のんびり休憩するも良し。


魅力あふれる公園で新たな楽しみを見つけてみてほしい。

INFORMATION

鎌倉市由比ガ浜4-7-1


ライター  Kasumi Saito

大船在住、二児の母。
学生時代から憧れ続けた湘南、その魅力を発信する仕事をしたいと思いライターに。
晴れた日に電車で行く湘南散歩が大好き。
好きな場所は、『新江ノ島水族館』。