小田原で穴場的な梅林の名所は、相模湾を見渡す「辻村植物公園」

2026.02.24

梅の名所といえば、小田原の小田原城址公園や曽我梅林が有名ですが、大型遊具で人気の「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」に隣接する「辻村植物公園」は、穴場的な絶景スポットです。
こちらの公園には遊具はなく、梅林を観賞しやすいように配置された散策路や東屋があり、落ち着いた空間。約560本からなる梅林は、早春を迎えると可憐な花を咲かせます。

公園面積約4.7haの大半を占める梅林

梅の花だけでなく、貫禄のある枝ぶりも見どころ

辻村植物公園の歴史をたどると、明治40年代に地元の素封家辻村家によってつくられた辻村農園の梅園が前身で、現在の小田原駅付近にあったそうです。国府津から小田原に鉄道が敷設されることをきっかけに、大正8年、この場所に移されました。

公園の大半を占める梅林の樹木は、樹齢100年を超えるものなど、美しい枝ぶり。斜面を生かした園内ですが、散策路の整備も行き届いていて、心地よく歩くことができます。スイセンが梅の開花を待つように一足早く最盛期を迎え、季節の移り変わりを感じます。

散策路の高台まで上がると、梅林越しに小田原の街並みや相模湾を見渡せる絶景スポットを発見!ちょうど東屋もあり、一休みするのにピッタリです。

巨人が座るイスのような、オブジェが佇む「太陽の丘」

梅林の東側にある橋を渡った先に、突如現れる巨大オブジェ。この作品をイスに例えると、座面部分に手が届くくらいなので、全体の高さとしては4m近くあるのでしょうか。「太陽の丘」と名付けられたこの場所の周囲には、存在感のあるユーカリやイチョウの大木に、意味深におかれた岩が点在し、ただならぬパワーを感じます。

さらに東に歩くと、地中に埋まった丸い石を囲んで空に伸びる巨大オブジェもありました。こちらの作品にもタイトルや解説が書かれた看板は見当たらず、昭和生まれの私としては、「きっと宇宙人と交信ができるんだ!」なとど、都市伝説的な妄想が頭をよぎります。

一足のばして「水之尾毘沙門天」へ

この辻村植物公園を歩いていると、「水之尾毘沙門天」方面への道標が目に入りました。せっかくだからと公園を出て立ち寄ってみると、苔むした石段の先に社殿が見えます。
石段手前の史跡説明看板を読むと、毎年、正月初虎の日にご祈祷が行われ、寅年の4月には本尊が開帳されるとのこと。どうやら毘沙門天の使いが寅であることが関係しているようで、石段を上って社殿を見上げると、虎の彫刻が施されています。
直近の寅年は2022年だったので、次回の開帳は2034年。ぜひお忘れなく!

INFOMATION

辻村植物公園
小田原市久野4377-1(駐車場は有料)
小田原駅西口バス停から「辻村植物公園」下車すぐ
TEL 0465-24-3189
OPEN :9:00~16:30(駐車場は8:30~17:00)


ライター  まりっぺ

のんびりとした環境で暮らすにはちょうどいい、

西湘エリア。

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