小田原「おしゃれ横丁」夜のグルメ 【厳選5店】
2024.09.10
小田原駅東口のロータリー奥にある路地に入ると、風情あふれる「おしゃれ横丁」が現れます。
ここを盛り上げるのは、飲食店やアパレル店など個性豊かな50店舗。
それぞれが街をにぎやかに盛り上げています。
「小田原の町並み・50選」にも指定されるこの商店街、実は夜も面白いスポットなのです。
和牛に地魚、すべて手作りの小皿料理……お店一番の看板メニューと楽しむお酒はまさに絶品。お気に入りのお店と味を探しにおしゃれ横丁へ出かけてみませんか?
1.小田原 おしゃれ横丁 夷 -えびす-
おしゃれ横丁の隠れた名店。
絶品地魚と季節料理を楽しむならここ!
おしゃれ横丁の隠れた名店・居酒屋『夷(えびす)』。こぢんまりとしていながら雰囲気は抜群で、すみずみまで気を配った料理には定評がある。
店主の小松さんは小田原の人気飲食店で長年にわたり腕を磨いてきた実力派。その経験を活かし、満を持して2016年にこの店をオープンした。
こちらの自慢は地元食材と旬の味覚を取り入れたメニュー。早川漁港で水揚げされた地魚を中心に、季節の食材を使って四季を伝えてくれる。
たとえば 「万願寺とうがらしの天ぷら」は夏らしい季節の一品。サクサクの衣にぱらりと振った塩がよく合い、美味しさから自然と笑みがこぼれてしまう。
美しく並べたニラに卵黄をのせた「ニラ月見(600円)」も人気メニューのひとつ。
ニラの緑と卵黄の鮮やかな対比には思わず目を奪われるほど。
甘辛いタレと卵黄はニラによくからみ、その風味と食感を引き立てている。
魅力的なメニューばかりで迷ってしまうが、その中でも必ず頼みたいのは地魚の刺身。当日仕入れの魚は言うまでもなく鮮度抜群。
「お客様に喜んでもらえたら」と厚く切られているのが嬉しい。魚もまた季節ごとに変わるため、訪れるたびに新たな味に出会える楽しみも。
夷では料理によく合う焼酎や日本酒も用意。日本酒は常時8種類ほどを揃えていて、神奈川の銘酒はもちろん、小松さんセレクトの珍しい銘柄も。焼酎も芋や麦、米とバリエーション豊かに揃えている。
小田原らしいグルメとのペアリングを楽しむうちに、夜はゆっくりと更けていく。
2.小田原 おしゃれ横丁 季織 – kiori –
季節を織り込むワインバー。
季織で楽しむナチュラルワインと絶品料理
昨年12月にオープンしたワインバー『kiori(キオリ)』。3坪と小さめのスタンドバーだが、店内はスタイリッシュで明るい雰囲気。一枚板のカウンターがバーらしいアクセントになっている。
店内に並ぶのは日本やヨーロッパをはじめ、各地から集めたナチュラルワイン。最近注目を浴びているオレンジワインも取り扱い、多彩な味が楽しめる。
ワインはどれもオーナーの山田さんによるセレクトだ。
「天然酵母や自然酵母でつくられたワインはぶどうをそのまま感じられ、美味しいのはもちろん、体に馴染みやすく、翌日にアルコールが残りにくいと思います」と話す。
山田さんがナチュラルワインの美味しさに目覚めたのは10年ほど前。それ以来、友人とワイン会を開いたり、専門店に足を運んだりと楽しんできた。
しかし小田原にはナチュラルワインを楽しめる場所が少なく、それがオープンのきっかけとなった。
同店のもうひとつの魅力はワインと相性抜群の小皿料理。
料理教室の講師経験もある山田さんが自ら腕をふるう品々は絶品。定番のレバーペーストやポテトサラダのほか、季節の一品も揃う。
ときにはパクチーや五香粉でエスニックな味わいをプラスすることも。心ゆくまでワインとのマリアージュを楽しみたい。
平日は16時から開店するため、仕事終わりや観光の締めくくりに立ち寄るのにもぴったり。たくさんのワインからお気に入りを探すのもよし、初めての味にチャレンジするのもよし。
グラス1杯から気軽に楽しめるkioriで、美味しいワインと食事に酔いしれよう。
INFOMATION
自然派ワインと小皿料理 季織 ー kiori ー
小田原市栄町2-1-19
営業時間:平日・土曜日 16:00‐20:00
日曜日12:00‐17:00
定休日:水曜日、木曜日+不定休
3.小田原 おしゃれ横丁 ひなたや
締めのナポリタンが大人気!
個性豊かなメニューとドリンクで美味しい夜を
小田原駅東口からすぐ、路地裏の2階にある居酒屋『ひなたや』。
2011年のオープン以来、地元の人々や観光客に愛され続けている。居心地のよさとユニークなメニューの数々に惹かれ、いつの間にか常連客となる人も少なくない。
手書きのメニュー表には気になるフードがぎっしり。小田原の新鮮な地魚をぜいたくに使った刺身盛り、居酒屋の王道メニュー・串焼き、炒め物に揚げ物など何を注文するか悩むほど。
店内の壁に貼られているおすすめも見逃せない。
お店を切り盛りする笹森さんと木下さんのおすすめは「モツ煮込み」。やわらかくジューシーな和豚もちぶたのモツを丁寧に処理し、時間をかけてじっくり煮込んだ一品だ。
くさみは一切なく、味噌ベースのスープには甘みとうまみが溶け出している。まろやかでコクのある味わいに、ついついお酒も進んでしまう。
さらに白レバガーリックバターソテーや海鮮バクダンなど、一度は試してみたい創作料理も多数。バケツウーロンハイや甘酢ガリ入りの「ガリチュウ」、ポン酢サワーなどここでしか味わえない珍しいドリンクも。
そして締めには「居酒屋ナポリタン」をいただこう。熱々の鉄板で提供されるナポリタンは、半数以上が注文するほどの大人気メニュー。スパイス入りのトマトソースと具材がからんだ麺の下には卵、チーズが隠れている。ボリューム満点で懐かしい味わいは、昭和レトロな雰囲気ただよう店によく似合う。
確かな腕前と遊び心に満ちたメニューは、長年地元に愛される理由をおしえてくれる。
INFOMATION
旬地魚と串焼き居酒屋ひなたや
小田原市栄町2-1-3 2F
Tel.0465-22-2940
営業時間:平日 17:00-23:00
土曜日 17:00-23:30
日曜日 12:00-17:00
定休日:月曜日(祝日の場合翌日)
4.小田原 おしゃれ横丁 快
おしゃれ横丁の老舗焼肉店!
炭火で楽しむ肉のぜいたく三昧
小田原のグルメシーンにおいて、多くの人が名前をあげるのが『炭火焼肉 快』。
この8月で21周年を迎えるこの店は、おしゃれ横丁の中でもよく知られた老舗店。
肉好きはもちろん家族連れの姿も多く、いつも活気にあふれている。
こちらの看板メニューは「快カルビ(890円)」。肉は店内でさばくため、鮮度抜群。
きめ細かいサシが美味しさへの期待を抱かせる。炭火で焼き上げたカルビは香ばしく、ひと口食べると脂と肉のうま味が広がっていく。
あれこれ楽しみたい人にはカルビ・ハラミ・ロースが一皿に盛り込まれた「快3種盛り」がおすすめだ。
ぜいたくに肉をいただくなら、黒毛和牛カルビ5種の食べ比べができる「上物めぐり」もいいだろう。同じカルビでも脂ののり具合や味わいが少しずつ違い、自分好みの1枚を探すのも面白い。
「厚切りの『キング牛タン』もぜひどうぞ」とすすめてくれたのは店長の入口さん。やわらかく甘みの詰まった牛タンを豪快にカットし、一切れ50グラムで提供している。このタンは外側を香ばしく焼き、中心はレアに仕上げるのがベスト。塩でさっぱりといただこう。
箸休めには自家製のナムルやキムチを。たれもすべて手作りで、一品料理にまで気が配られているのも嬉しい。
ランチタイムにはご飯と一緒に、夜はビールと楽しむのも◎。友人や家族とわいわい七輪を囲みながら、美味しい時間を堪能しよう。
INFOMATION
炭火焼肉 快
小田原市栄町2-7-2
Tel.0465-24-3443
営業時間:平日 11:30‐14:30 17:00-22:00
土・日・祝日 11:30‐14:30 16:00‐22:00
定休日:不定休
5.小田原 おしゃれ横丁 ふじ丸
季節の地魚が主役!
鮮度抜群の海鮮料理を思う存分めしあがれ
店内は広々としていて、座敷やテーブル席、カウンター席とシーンを問わずに利用できるのが魅力だ。近隣の居酒屋には珍しくランチ営業も行なっている。
ランチの人気メニューは海鮮丼。定番のマグロやサーモンに加え、アジなど季節の地魚がボリューム満点に盛られた丼だ。
6種類ほどの魚が季節ごとに変わるため、毎回違った味わいを楽しめる。
赤や白、オレンジと色とりどりの海鮮が美しく並んだ丼は見た目にも華やか。ひと口食べると魚介のうまみが口いっぱいに広がっていく。
「お刺身の鮮度と美味しさには自信があります」と笑顔を見せるのは店長の和田さん。刺身の盛り合わせは夜の大人気メニュー。箸休めの小鉢までついた豪華な8点盛りだ。小田原の地魚を中心にした刺身は、季節や入荷によって内容が変わる。「何が出てくるかはお楽しみ」なのだとか。
ふじ丸では一品料理も充実。店内の壁にはところ狭しとメニューが貼られ、何を頼もうか考える時間まで楽しくなる。
夜は海鮮と一緒にお酒を楽しむ人でお店はさらににぎやかに。大衆酒場らしい親しみやすさと価格ながら、料理はどれを選んでも外れなし。
金目鯛をぜいたくに1匹使った煮付け、地魚の握り寿司、卵黄やチーズといただくつくねなど気分や人数にあわせて楽しもう。
INFOMATION
海鮮問屋ふじ丸
小田原市栄町2-7-2
Tel.0465-23-4270
営業時間:平日 11:30-15:00 17:00-23:00
土曜日・日曜日11:30-23:00
定休日:不定休