コーヒー豆の麻袋をユニークなバッグに!
世界を笑顔にするアップサイクル
2023.11.10
コーヒー豆を詰め込み、世界中あちこちへ運ばれていく麻袋。役目を終えると廃棄されてしまうが、その運命を変えようと立ち上がったのが『KISSACO(キッサコ)』だ。
北鎌倉駅から徒歩5分程の場所にある店舗兼アトリエでは、麻袋を再利用し防水性のあるバッグにアップサイクルしている。
「色も柄も個性的で面白いのに、役目を終えたからと捨てられていくのが残念で」と話すのは代表の岡本由梨さん。
バッグの卸や販売に携わってきた経験を生かし、デザイナーも務めている。
KISSACOのバッグは、その時手に入った麻袋を見てデザインや裁断を決めるため、ひとつとして同じものはない。ユニークな柄には「これはどこの国から来たのだろう」と想像する楽しみも。
「麻袋をそのまま再利用したバッグはたくさんありますが、特性上すぐに破けてしまうことも。
SDGsやリサイクルが盛んに叫ばれていますが、簡単に壊れてしまうのなら結局ごみになってしまいます。
せっかくアップサイクルするのであれば、長持ちするものを作ろうとこだわりました」と岡本さん。
バッグの表面にはビニールコーティングを施し、丈夫さと防水性をアップさせている。実は難易度の高い加工とのことだが、「すべては日本の職人さんたちの力によるもの」だという。
同ブランドでは駆除された鹿の革などをを使った 「KHOHi(コイ)」というラインも展開。
本来なら捨てられてしまう素材が美しくよみがえり、再び世界の誰かを笑顔にする。そんな素敵な循環が北鎌倉から始まっている。
SHOP INFORMATION
KISSACO&KHOHi
鎌倉市山ノ内375
営業時間 11:00ー16:00 営業日 SNSをCHECK!
https://www.instagram.com/kissaco_kissacolabo
※ おでかけの際には、事前にホームページ等で最新の情報をご確認ください